育児・子育て

乳幼児突然死症候群は何歳まで?確率は月齢で変わるの?

赤ちゃんが生まれたパパとママは、乳幼児突然死症候群(SIDS)というとても恐ろしい病気について必ず耳にすると思います。

生後間もない赤ちゃんが突然死んでしまうなんて、とても悲しいことです。

では、乳幼児突然死症候群は何に気を付ければよいのでしょうか。

この記事では、乳幼児突然死症候群について何歳まで気を付けるべきか、起きる確率と赤ちゃんの月齢の関係について情報をお伝えします。

 

【関連記事】乳幼児突然死症候群の悲劇にあの芸能人も・・どのように乗り越えたのか?

 




乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?

乳幼児突然死症候群(SIDS=Sudden Infant Death Syndrome) とは、何の病気も全く健康で過ごしていた赤ちゃんが、就寝中に突然死してしまう、何とも痛ましくていたたまれない病気です。
相撲史に残る大横綱、故・千代の富士貢関が愛娘を乳幼児突然死症候群で失ったニュースをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。

就寝中の突然死なので、異物を喉に詰まらせた等の不慮の事故のイメージがありますが、原因は全くわかっておらず、予兆のような現象も全く無いことから、赤ちゃんが生まれたばかりのパパ、ママにとっては本当に恐ろしい病気です。

乳幼児突然死症候群(SIDS)は何歳まで気を付けるべきか?

乳幼児突然死症候群は、月齢では生後2~6か月の赤ちゃんによく起こっています。
それを裏付けるように、0歳児の死因の第三位に入っている(2009年厚労省調査による)など、パパとママはとても不安になりますよね。

では乳幼児突然死症候群は、何歳まで気を付ければよいのでしょうか。

1歳以後の幼児の死因では5位以内にも入っておらず、0歳児の時、特に月齢6か月未満の時期に最も気を付けるべき病気です。

「何歳まで」という点では、1歳以後にも起こる確率はゼロではありませんが、年齢別の死因という点からも、0歳児の子育てにおいて気を付けるポイントを探る必要がありそうです。

乳幼児突然死症候群(SIDS)が起こる確率は?

乳幼児突然死症候群が起こる確率は、日本においては6千~7千人に1人の割合で起きています。年間で見ると、100人の赤ちゃんが乳幼児突然死症候群で亡くなっています。

確率的に考えても、年間で考えても少なくない赤ちゃんが突然命を奪われていることに愕然とします。



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乳幼児突然死症候群(SIDS)は防げるか?

恐ろしい乳幼児突然死症候群ですが、気を付けるべきポイントはいくつかあります。

よく知られているのは、赤ちゃんがうつぶせで寝ている時に起きるケースが多いということです。
ということで、医師からうつぶせで寝ることを勧められている場合以外は、うつぶせで寝かせないようにしましょう。
赤ちゃんが寝ている時に、うつぶせで寝ていないかまめに観察することも大事ですね。

また、パパまたはママがたばこを吸っていると、たばこを吸わない場合に比べて乳幼児突然死症候群が起きる確率が4.7倍増加することがわかっています(厚労省調査)。
こんなところにも、受動喫煙のリスクが現れています。

受動喫煙は何歳までも注意が必要ですが、特に赤ちゃんが過ごす場所では、たばこを吸わないようにすることです。

親戚やお友達にも協力してもらいましょう。
外出した時には、喫煙ルームや灰皿のある空間に近付くことは控えましょう。

更には、母乳で育つ赤ちゃんは乳幼児突然死症候群が起きる確率が少ない傾向があります。
母乳によって免疫が付くことが大きいと見られています。

しかし、人工のミルクがどうしても危ないというわけではありません。
ミルクを与えているからと言って神経過敏にならず、時々は母乳を与えるようにしましょう。

そして、添い寝する際にも充分注意しましょう。

寝かしつけるために添い寝して、そのままママまたはパパも眠ってしまうということはよくあります。

ママまたはパパが寝がえりを打った時に、赤ちゃんに覆いかぶさった結果、赤ちゃんの頭もしくは胸部を圧迫してしまい、乳幼児突然死症候群が起きてしまうことも考えられます。

添い寝する場合、月齢で生後6か月未満の時期は注意しましょう。

まとめ

乳幼児突然死症候群は、完璧に防ぐ方法は現時点ではありません。
それでも、生活習慣に気を付けることで起きる確率を減らすことは出来ます。

「何歳まで」という点で、月齢で生後6か月未満の時期は、寝ている姿勢に気を付け、たばこの煙を吸わせないよう注意し、添い寝の際も赤ちゃんに危険が及ばないようにすることです。

パパとママの優しさ、そして愛が赤ちゃんを乳幼児突然死症候群から守るのです。
毎日、大事に見守ってくださいね!

 

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