毎日続く夜泣きに身も心もボロボロで、ネットで検索すると「発達障害」の文字にびっくり。
いろいろと調べて不安にかられた経験のあるママも多いのではないでしょうか。
まわりに聞いてみると「うちはよく寝る」といった返答にさらに不安に・・・
では、どのようなときに発達障害を疑ったらよいのでしょうか?
詳しくみていきましょう。
赤ちゃんはどのくらい寝るもの?
赤ちゃんの1日の平均睡眠時間は、新生児だと16〜18時間、1歳になると12時間まで減ってくると言われています。もちろんあくまで目安であってそれ以上もそれ以下の子もいます。
大人でも8時間睡眠が必要な人もいれば4時間睡眠で大丈夫な人もいますので人それぞれですね。
ただ、睡眠が発達や情緒に関係しているというデータもありますので軽視はできません。
赤ちゃんが寝ない理由
温度が安定した水の中にぷかぷかと浮いている胎児の状態からいきなり外界に出た新生児は、とにかく外の状況に慣れようとしています。
寝たり起きたりしながら、外界の刺激のなかで脳の細胞を整理しています。
外界に慣れるのは、生後3〜4ヶ月といわれています。なかなか寝ないのは発達途上といった理由もあるのです。
それ以外でも、
- ウンチが出て気持ち悪い
- 授乳後のゲップが出足りず苦しい
- 授乳量が足りずにすぐにお腹が空いてしまう
- なんだか寂しい
- 暑いまたは寒い
などの理由があげられます。
しかし、上記の理由がなくても泣いているという状態はほとんどのママが経験しているのではないでしょうか。そんなときは、抱っこしたまま暗い部屋をぐるぐる回ったり、ドライブに出かけたりといろいろ工夫されていると思います。
理由がわからず泣き続ける状態が続くと「もしかしたらうちの子は発達障害なのでは?」と考えてしまうこともあるかもしれません。
では、どこからが発達障害といわれるか見ていきましょう。
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赤ちゃんの発達障害 発達障害の特徴と判断について
一般的に、赤ちゃんは成長するにつれ、徐々に睡眠の質が安定してきます。よって、以下のような特徴がある場合は発達障害の疑いがでてきます。
- なかなか入眠できない。
- 睡眠中何度も目が覚めて、睡眠がまとまらない。
- 1度目がさめると、1時間以上起きている。
- 睡眠が9時間以下である。
- 不機嫌で泣いてばかりいる。
- 母親が疲れ果てている。
- アトピーなどのアレルギー疾患がある。
上記の項目は、兵庫県立リハビリテーション中央病院の三池輝久先生の著書に挙げられているものです。
ただ、上記の症状に1つ、2つ当てはまったからといって、発達障害であるとの自己診断は危険です。
睡眠障害による発達障害は、3歳前後で診断されるといわれています。
最近では、1歳半と少し早く判断できる場合もあるようですが、一般の方にはその線引きが難しいので小児科を受診して判断を仰いでだほうが懸命です。
あてはまる項目が多い場合には、睡眠障害が疑われますので受診してみてもよいかもしれませんね。
うちの子は発達障害⁈と思ったら
まずは、周りの人に相談しましょう。
1人でネットの情報を見ただけで素人判断をすると、ますます自分を責め、赤ちゃんにまで良くない影響を与えてしまうかもしれません。夫や両親、仲の良い友人に今の状況を聞いてもらいましょう。近くに相談できる人がいないときは、市町村の支援センターなどに相談するという方法もあります。
ただ、あくまで相談であって診断がつくわけではありません。
最終的には小児科もしくは精神科で診てもらうようにしましょう。
もちろん、発達障害についていろいろな意見を聞きたいということであれば、ひとつの病院やクリニックにこだわらず、病院を変えてるというのもよいかもしれませんね。
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まとめ
1人の人間を育てる上で、不安のないお母さんはいません。
自分と同じ状況のお母さんはたくさんいます。
それを忘れずに赤ちゃんと向き合ってください。
寝ない子で不安だったけれど発達障害であるとの診断がついたことで逆に安心したいうママもいます。
悩んだら、誰でもいいのでとにかく相談しましょう。
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