いざ自分が喪中の寒中見舞いを送るとなると、どう文章にしてよいのかわからない方もいらっしゃると思います。そんな方のために上司への例文、友達への文例をご紹介していきます。
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喪中、寒中見舞いとは
喪中とは、近親者が亡くなった場合に、一定の期間死を悼(いた)み、喪に服している期間のことをいいます。一般的に喪中の時は、お祝いをしないので、年賀状は出しませんが、その代わりに寒中見舞いを出します。
寒中見舞いとは、二十四節気の小寒(1月5日頃)から立春(2月4日頃)までの寒中に行う見舞いでで、寒い地域での相手を気遣う手紙等のことです。喪中のため年賀状が出せない場合の代用にも使います。
寒中見舞いは下記に示した通り、上司への例文、友達への例文と少し違ってくるので、様々なパターンを見て自分にあった文章を参考にされてください。
自分が喪中で寒中見舞いを送る場合 上司への例文と友達への文例
自分が喪中の場合、先方が年賀状の準備を始める前には出しておきたいです。11月中旬から遅くても12月上旬には出せるようにしてください。
上司への寒中見舞い例文
例文1
寒中お見舞い申し上げます
寒さはこれからが本番ですが、皆様お変わりございませんか
(故人続柄)(故人氏名)の喪中のため年始のご挨拶を差し控え、失礼いたしました
今年もなにとぞよろしくご厚誼のほどお願い申し上げます
喪中の為、年賀状が書けなかった場合の例文です。そのため、年賀状を控えた理由を書くと良いでしょう。相手の体調を気遣う文章を入れましょう。
例文2
寒中お見舞い申し上げます
昨年○月○日に(故人続柄)(故人氏名)が○○歳で急逝いたしました
服喪中につき新年の挨拶を控えさせていただきました
寒さ厳しき折柄より一層ご自愛のほど申し上げます
上司には喪中であることが前もって伝わっている場合が多いので、簡潔にそして相手の体調を伺うことを忘れずに伝えるとよいかと思います。
例文3
寒中お見舞い申し上げます
新年年のご挨拶を頂きありがとうございました
(故人続柄)(故人氏名)は○月○日に他界いたしました
旧年中にお知らせ申し上げるべきものを年を越してしまいまして ご無礼のほどお許し願います
故人が生前に賜りましたご厚情に深謝申し上げますとともに皆様のご健康をお祈り申し上げます
故人と上司が知り合いの場合、知らずに年賀状を書かれた相手へのお詫びを必ず書き、いつ亡くなったかも記載してください。
友達への寒中見舞い文例
文例1
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧なお年始状をいただき、有難く存じます
亡き(故人続柄)(故人氏名)の喪中につき年頭の挨拶を控えさせていただきました
旧年中にお知らせ申し上げるべきところ年を越してしまいました非礼をお許しください
寒い日が続きますが、風邪など召されませぬようお気を付けください
喪中を知らせなかった友達への寒中見舞いです。相手への気遣いを入れましょう。友人でもフランクな言葉ではなく敬語を使います。
文例2
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な寒中見舞いをいただきまして、有難く存じます
皆様お変わりなくお元気で何よりです
(故人続柄)の喪中につき、年頭の挨拶を控えさせていただきました
寒い日が続きますが、くれぐれもお気を付けくださいませ
近しい人が亡くなったことで、落胆しているような文章はせず、相手の体調を気遣う文がよいです。
文例3
寒中お見舞い申し上げます
皆お変わりありませんか
寒い日が続いておりますが体調にはくれぐれもお気を付けください
友人に宛てた手紙ですので、すでに知っている喪中のことには特に触れないやり方です。
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相手が喪中で寒中見舞いを送る場合 上司への例文と友達への例文
上司への寒中見舞いの例文
例文1
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中のことと、年頭のご挨拶は遠慮させていただきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
世間では流感が猛威をふるっておりますが、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げす。
必ず相手の体調を伺う文をいれます。励ましの言葉を入れがちですが、煩わしく思う方も中にはいらっしゃるので控えます。
例文2
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中と存じ、年始のご挨拶はご遠慮させていただきました。
(故人続柄)(故人氏名)にはお世話になりながら、お返しもできないままお別れすることになってし まいました
今はご冥福をお祈りするばかりでございます
厳寒の折、皆様どうかお体大切にお過ごしください
生前お世話になった故人との思い出を一言入れます。服喪中の寒中見舞いには敬具などは使いません。
例文3
寒中お見舞い申し上げます
このたびはご服喪中と存じ上げずに年賀状を差し上げてしまい大変失礼いたしました
(故人続柄)様の逝去を心よりお悔やみを申し上げます
厳寒の折、皆様どうかお体大切にお過ごしください
服喪中と知らずに年賀状を出し、寒中見舞いをいただいた場合の文です。お悔やみも一言添えます。
友達への寒中見舞い文例
文例1
寒中見舞い申し上げます
ご服喪中とのことで年頭のご挨拶は控えさせていただきましたが、皆さまいかがお過ごしで
しょうか
世間では寒さが猛威を振るっておりますがくれぐれもご自愛くださいませ
喪中の為年賀状が出せないことは知っているけど、何もしないのも気がひけるといった方もいるかと思います。その一言を添えます。
文例2
寒中お見舞い申し上げます
ご服喪中と存じ年末年始のご挨拶は遠慮させていただきました
ご家族の皆様はお力を落としのこととは存じますが、心を強く持ってお過ごしくださるよう願 っています
厳寒の折、皆さまお体にお気お付けください
故人を偲ぶ言葉や相手を思いやる言葉と使用するケースもあります。もちろん喪中のことに深く入り込まないようにします。
文例3
寒中見舞い申し上げます
今年は例年になく寒さが厳しいですが、皆さま元気でお過ごしのご様子何よりです
私も変わりなく過ごしておりますので、他事ながらご安心ください
寒さももう少し続きそうですので、風邪をひかぬようお互いきをつけましょう
友人宛てですので文章を少し柔らかくしてみました。
まとめ
喪中の寒中見舞いのはがきは、上司・友達に限らず、フォーマルな文体のほうが無難です。中に挿入する絵も派手でなければ大丈夫です。はがきは年賀状のあまりでなく、一般のはがきにします。紹介した上司への例文、友達への文例を新年のあいさつ文の参考にしてみてくださいね。
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