育児・子育て

除草剤で安全なのは酢や塩?赤ちゃん、子供、妊婦、ペットへの影響について考える!

庭に生い茂る雑草たち、草むしりしてもまたすぐに生えてきて愕然としますよね。

そんな草むしりの大変さに「除草剤」を使用している方、これから使ってみようかなと思っている方もいると思います。草むしりを楽にする「除草剤」の安全性、子供や赤ちゃん、妊婦への影響、またペットへの影響はどうか?安全な除草剤はあるのか?など詳細をまとめてみました。塩や酢がよいという情報もありますのでそのあたりについてもご紹介したいと思います。

 




除草剤とその安全性について

様々な除草剤が販売されていますが、大きく分けて2種類の除草剤があります。

非選択的除草剤

除草剤にふれたすべての植物を枯らします。

土壌中の分解が早く、化学合成物質を残留しないため環境にやさしいとされています。

人体毒性がかなり低く安全性が高いとされていますが、人の性ホルモンや胎盤形成に影響を与えたという報告もでています。人体以外にも魚への影響はあるため、下水に流さないようにしてください。

選択的除草剤

対象とする植物を選択的に枯らします。

農作物に比較的影響を与えずに除草します。稲や芝に多く使用されています。

作物の栽培期間中にも使われますが、日本では厳しい安全基準をクリアしたものだけを製品化しているため安全性は保証されています。

 

ホームセンターで手軽に購入できる除草剤は強力なものではないため人体への影響も少なく、比較的安全とされていますが無害ではありません!

市販の除草剤にも人体への影響が報告されているものもあります。ドイツやフランスでは悪影響が報告され、販売中止になっている成分のものも日本やアメリカでは規制されていない商品もあります。

人体への影響としては、

  • 発ガン性物質
  • 催奇形性物質
  • 生殖毒性物質
  • 致死毒性物質
  • 免疫毒性物質

などがあげられます。

一般的に流通している商品でも以上のような影響がおこる可能性があるということです。つぎに、子供や赤ちゃん、妊婦さんへの影響についてお伝えしていきたいと思います。

除草剤の子供や赤ちゃんへの影響について

赤ちゃんや子供さんがいる家庭では、除草剤の影響について特に気になると思います。

いちばんいいのは、

使わない!

これにこしたことはありません。

小さい子供や赤ちゃんの脳や神経は特に影響を受けやすいとされています。知的発達障害や全般的な精神機能への影響が警告されています。

どうしても使用する場合は、

  • 使用中・使用後は近くで遊ばせない。
  • 除草剤をこどもの手の届くところへおかない。

悪影響を認識した上で、使用しましょう。

除草剤の妊婦さんへの影響について

では、妊婦さんへの影響についてはどうなのでしょうか。

胎児は脳や神経が急激に発達するので、その発達途中で除草剤の影響をうけやすいとされています。また、流産の可能性も高くなるそうです。

汚染を受けた子供ほど記憶力が低下し、脳に不可逆的な変化をもたらしADHDなどの障害を診断される可能性も高くなります。

また、一般的に使用されている除草剤の成分であるネオニコチノイドは白血病にかかるリスクも報告されています。

様々な悪影響を考えると妊娠中や赤ちゃん、子供さんがいる家庭では使用しないようにしたいですね。

 

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除草剤のペットへの影響について

ペットがいる家庭では、その影響について気になりますよね。

ペットが実際に害を受けたというケースでは

  • 除草剤を使用した草を食べてしまった
  • 足の裏についた除草剤を舐めてしまった

というケースが多くあります。

ペットが除草剤を口にすると、下痢や嘔吐、呼吸困難、最悪死に至ることもありますので、除草剤を用いた場所にはペットが入らないように柵や仕切りをする、また万が一入ってしまった場合はしっかり足を洗い流すようにしましょう。

安全な除草剤、塩や酢が有効!

赤ちゃんや子供、妊婦さんやペットへの影響について述べてきましたが少しでも悪影響を及ぼすものは、最終的には使わないことが一番ですよね。

でも、除草剤を使わないとなると草むしりは時間的にも体力的にも大変!そこで除草剤の代わりに使えるものについて、紹介していきますね。

塩水

塩は土壌にしみ込んだら分解せずにとどまる性質があるそうです。土に撒かれた塩はずっと残るそうなので、除草後に植物を育てたい方には不向きです。3.5%~5%の濃度の塩水を雑草に撒き、根元までしっかり染み込ませましょう。

熱湯

地上浅い雑草にのみ効果があります。ただし、土壌の細菌や微生物もころしてしまうので、塩水同様に除草後に植物を育てたい方には不向きです。

雑草防止シート

ホームセンターなどで手軽に購入できます。日光を遮断し雑草の成長を防いでくれます。

砂利を敷く

5cmほどの厚さの砂利を敷き詰めると約3~5年は雑草が生えてきません。ただし、定期的に砂利の厚さをチェックしていないと石の隙間や砂利の薄いところから雑草が生えてくるので注意を。

重曹

キッチンや浴室のお掃除に活用されている重曹ですが、除草剤としても注目されています。有機農法でも使われているそうですよ。植物に除草が与えられると、その細胞を破壊し枯死します。5%~10%程度の重曹水が目安です。

お酢

お酢も効果があるようです。土に残らず安全で、酢には土壌を改良してくれる力があるようです。雑草が生えづらくなりますが酢独特の匂いが難点です。

まとめ

「除草剤」の安全性や赤ちゃん、子供、妊婦さん、ペットへの影響について述べましたがいかがだったでしょうか?

目に見えない化学物質は怖いですね。化学物質の名称は分かりづらいためどうしてもイメージで安全性を評価してしまいがちですが、イメージに

左右されずリスクをしっかり認識した上で人体にも無害で環境にもやさしいものを使用していきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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