不妊治療のサポートをしてくれる合成黄体ホルモン剤のデュファストン。
妊娠するために医師から処方されることの多い薬です。
飲み続けると一体何日目ぐらいで妊娠して、どんな妊娠の症状があらわれるのでしょうか。
そして、あわせて基礎体温も毎日つけてる人も多いはず。
デュファストンを服用後に妊娠したという人ももちろんいます。
まずは妊娠に密接に関係してくる基礎体温からしっかり学びましょう!
【関連記事】デュファストンの副作用まとめ!下腹部痛や眠気、頭痛などはいつまで続く?対処法も紹介!
Contents
基礎体温とは?
心も身体も安静な状態の時の体温のことです。
最も安静になる睡眠時に近い、朝一番の起床時に計ります。
生理が始まった日→次の生理が始まる前日までの生理周期に、女性ホルモンの増減と共に基礎体温は細かく変化していきます。
継続的に基礎体温を測れば、排卵の有無・生理予定日・妊娠の可能性などを判断する一つの材料になるのです。
高温期と低温期の変化で妊娠しやすい時期がわかるようになります。
基礎体温が低温期→高温期に移行する時期を排卵期とよびます。
排卵後、精子と卵子が出会い、着床することで妊娠が成立。
妊娠が成立すると女性ホルモンの分泌が変わり高温期が続きます。
その時、生理がこなくなる、下腹部痛、胸の張りなどの症状が出ます。
デュファストンと基礎体温の変化
基礎体温を継続して測っていると、このようなパターンに分かれます。
女性ホルモンが正常に機能していて排卵が行われている場合
・高温期・低温期が生理周期と共に繰り返されている
思わぬ病気が潜んでいる可能性がある場合
・高温期と低温期の差がない
・高温期と低温期のどちらか片方がずっと続く
妊娠したければ、排卵期を正しく把握したいですよね。
デュファストンを服用すると一体どんな変化が起こるのでしょうか。
実はデュファストンに基礎体温を上げる・下げる作用はありません。
しかし、低温期がずっと続いている基礎体温の人の場合、服用中に基礎体温の上昇が起こる場合があります。
それはデュファストンを服用して、体内に黄体ホルモンの量が増えて、ホルモンバランスが整うからなのです。
また、デュファストンを服用すると、高温期が短かった人は、高温期が長く続きやすくなります。
服用したのに高温期が短い場合は、処方量が少ないか、他の原因が考えられます。
あくまでも、デュファストンは、黄体ホルモンを補うことで基礎体温を正常に高温期にしやすくするもの、と考えましょう。
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いつからいつまで飲み続けるのか
デュファストンは、黄体ホルモンを補う薬です。
妊娠を望む時、妊娠を継続していきたい時と、使用目的が違う場合、どのタイミングでどのように飲めばいいのでしょうか。
・妊娠したい
デュファストンは、排卵後に服用する薬で、子宮内膜を充実し厚くします。
医師の指示のもと、排卵後の高温期すぐ〜3日め位から、8〜10日間飲み続けることが多いようです。
その後デュファストンの服用を止めて、生理を起こし、何周期か服薬治療して高温期や生理の周期を操作していきます。
そうして無月経や生理不順を正常にしていけば、妊娠しやすい体作りができていくことでしょう。
・妊娠を継続したい
デュファストンは、黄体ホルモンを補う効果のある薬です。
なので、妊娠前のみならず妊娠後も処方されることが多々あります。
妊娠を継続し続けるには、黄体ホルモンの分泌が欠かせません。
黄体ホルモンの分泌量が少ない人に処方し、妊娠の継続・流産の予防をしていくのです。
妊娠初期にデュファストンを服用する時は、一般的に、初期の12週目までを目安に処方されることが多いようです。
・飲み方
1日1〜3錠(5〜15mg)を1〜3回に分けて服用するケースが多いです。
飲み忘れに気づいたら、早く気づいた時はその時に、次回の分の方が近かったら1回飛ばして次の分を飲みましょう。
わからなくなってしまったら、医師に必ず相談しましょう。
デュファストンを飲んで大体何日目で妊娠したのか?
妊娠したい!その気持ちが届いた方もたくさんいます。
デュファストンを飲んで、実際に妊娠したという声をご紹介します。
デュファストンで生理不順を見事正し妊娠!『私はデュファストン飲んで妊娠しましたよ!
もともと、生理不順で、だいたい45日周期とかでした。
2ヶ月以上生理が来ないときがあったので、妊娠かな?と思い病院に行くと、妊娠ではなく単に生理が遅れているとのことでした。
とりあえず、薬で生理を起こさせましょうと言われデュファストンが8日間処方されました。
その際、排卵があってないかもしれないから、自然妊娠は難しいかもしれませんと言われていました。
その日からデュファストン飲み始め、8日間飲み終わってから5日目で生理が来ました!
で、基礎体温をつけて、また1ヶ月後に排卵が行われているかを診るから来てと言われて、診せに行くと、妊娠してました!』
デュファストンの服用を止めて、そのまま高温期が続いて生理が来なければ妊娠の可能性が高くなります。『前回の診察後からデュファストンを10日間服用しました。
いつもなら4〜5日後には生理が始まる予定です。
デュファストンを服用するといつもより生理が遅れることがあるというので、ぬか喜びにならないように冷静に。
生理開始予定日から1週間が過ぎました。
ここで妊娠検査薬の登場です。
デュファストンを服用してから少し太ったため、妊娠したせいなのか気になります。
線がくっきり見えた、結果は陽性。』
何日目に必ずしも妊娠するという約束はありませんが、こういう経過をたどります。
待ちきれなくて、フライング検査する人もいっぱい・・。
妊娠したらどんな症状があらわれる?
高温期が続き、体にいつもと違う異変を感じたら、妊娠している可能性があります。
- 胸の張りがずっと続く
- 異常なほどの眠気
- おりものが増える
- 腰痛
- 胃のもたれ
など個人差はありますが、生理が始まる前の症状とよく似た症状が出たりします。
見分けがつかないので難しいところですが、もしかして?と感じたら適切な時期に妊娠検査薬で検査して確認しましょう。
まとめ
黄体ホルモンの分泌量が少ない人にとって、デュファストンは心強い味方です。
デュファストンを飲み続けるから100%妊娠するということはありませんが、一つの方法として可能性を確実に高めてくれるでしょう。
同時にストレスフリーの生活を心がけて、赤ちゃんを笑顔で迎える準備をしましょうね。
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