4つ子が産まれてくることはかなり珍しいことですよね。もし、自分のおなかに4つ子ができたら、とても心配で不安になると思います。4つ子といっても、一卵性や双子が2組などパターンは様々。この記事では、4つ子の形態や、多胎児の問題点についてご紹介していきたいと思います。
一卵性、双子が2組など4つ子の形態は様々
同じ母親の胎内で同時期に発育して産まれた複数の子供を「多胎児」といいます。大きく分けると、多胎児の種類は、「一卵性」と「多排卵性」かでわかれます。まれに、受精卵の分裂が複数回繰り返される場合もあります。
一番わかりやすいのが、「多排卵性」の場合でしょう。4つ子の場合、子宮内に4つの卵子と4つの精子が受精して4つの受精卵が生じることになります。それぞれが、別個の卵子、精子の組み合わせになりますので子供が似ているような場合は少ないです。
一方、「一卵性」の場合は、少し複雑になります。まずは、1組の卵子都精子が受精して、受精卵となります。ここから受精卵が分裂して4つ子になります。その形態としては、
一つに受精卵が分裂(a、b)
パターン1 aがさらに分裂(a1、a2)、bがさらに分裂(b1、b2)→a1、a2、b1、b2
パターン2 aがさらに分裂(a1、a2)してa1がさらに分裂(a1Ⅰ、a1Ⅱ)→a1Ⅰ、a1Ⅱ、a2、b
といったものが考えられます。これが一卵性の4つ子ということになります。
一方、双子が2組とはどういった状態なのでしょうか。おそらくこれは2パターンありまず一つ目は上記一卵性のパターン1の場合です。もう一つは、多排卵性のことを指しているのだと思います。
2組の卵子と精子が受精卵を作ります(c、d)。この状態は双子ということになりますが、それぞれの受精卵が分裂をすると各受精卵が双子の状態になり(c1、c2)、(d1、d2)、胎内では4つ子の状態になるということです。
このパターンが、2双子が2組といわれている形態を指しているものと思われます。
いずれにしてもかなり珍しい状態となります。少し古い統計になりますが、多胎児の出生率はおよそ1%ほどとなっています(2007年厚労省)。このうち、双子の場合がほとんどでしょうから、4つ子となると天文学的な数値になってきます。数千万分の1の確率であると報じられたこともあるくらいです。
ただ日本においては、昔よりも多胎児の確率は少し高くなってきていると言われています。やはり、高齢出産が増えてきていることによる影響であると考えられています。
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多胎児の問題点
多胎児の場合、乗り越えていかなければならない問題が普段の出産よりも多くなります。
まず、考えなければならないことは、母体への負担が非常に大きいということです。双子でさえほとんどの場合が入院して帝王切開での出産になりますが、4つ子の場合は確実です。妊娠高血圧症候群など病気のリスクも高くなり母体の生命の危険も高くなります。
次は胎児の成長にも影響してくるという点です。それぞれの子供がおなかの中にいられる大きさは限界があります。通常3000gでの出産が平均であると言われていますが、多胎児の場合2200gが平均となります。4つ子ともなるとそこまで大きくはできないかもしれません。そうなると当然早産になりますので、未熟児での出産となります。器官の発達も未熟なので成長に影響がでてくるかもしれません。発達遅延が起こる可能性もあります。
そういったリスクを考えて出産するかどうかを考えなければならないのです。
まとめ
4つ子は一卵性や双子が2組などいろいろなパターンがあります。多胎児となると妊娠したから出産するといった単純な話ではなくなるでしょう。出産後の経済的な問題や本当に育てていける環境なのかを考えなければなりません。場合によっては、減胎も考えなければならないでしょう。
少し考えても簡単に答えはでないかもしれません。いずれを選んでも自分の得蘭が答が正しいと信じていくのがたいせつなのではないかと思います。
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