みなさんは、世界が注目する幼稚園が日本の東京都立川市にあるのをご存知でしょうか。
その名も「ふじようちえん」。2016年7月24日に放送される情熱大陸で、このふじようちえんと園長をされている加藤積一(せきいち)さんについて紹介されます。
今もっとも注目されている幼稚園がどういうものなのか、また、園長の加藤積一さんはどのような方なのかをご紹介したいと思います。
情熱大陸に「ふじようちえん」が登場
東京都立川市にある「ふじようちえん」、小さい子供を持つ親であれば一度は聞いたことがあるかもしれません。ふじようちえんは世界でもっとも楽しい幼稚園といわれている幼稚園なのです。その有名な幼稚園がドキュメンタリー番組の情熱大陸で放送されることになりました。
一度見たら忘れない「ドーム形の園舎」
ふじようちえんが有名になった理由はいろいろとあるのですが、一番の理由はその幼稚園の園舎(建物)でしょう。
見た目にもめずらしいドーナツ型の園舎。中央に園庭を囲むこの建物は、1周180メートルあって思う存分走り続けることができるつくりになっています。実は、この園舎は、園長である加藤積一さんの思いがこめられたものになっています。
デザインされたのは、建築家の手塚貴晴さん、由比さん夫婦。手塚さんが海外でこの建築についてプレゼンをしたところ、大反響があったのです。このプレゼンをきっかけに、世界中から視察以来が殺到。こようにしてふじようちえんの名が世界中に知れ渡ることになりました。屋根を突き破って生えるケヤキや仕切りのない教室など、園長の考えるコンセプトにあわせた環境づくりがなされています。
スポンサードリンク
モンテッソーリ教育法を採用
ふじようちえんの園の教育方針は「Help me, Do it myself」です。日本語にすると「わたしひとりでできるように手伝って」という意味になります。イタリアの医学博士マリア・モンテッソーリさんは、子供は自分で成長して発達する力を持っているという考えを基本にしています。
そこで、ふじようちえんでは、基本的には、子供が自分で気づき、考えるということを大切にしています。スタッフは子供が自分でできるようにサポートする役割に徹するのです。
話せるようになってしまう英語
小学校から英語教育が導入され、世間的にも英語の大切さが普及してきています。世界の人たちとコミュニケーションをとる方法として英語をマスターすることはとても重要なことになってきています。
そこでふじようちえんでは、英語教育についても力をいれています。園には、ネイティブの先生が常にいる環境となっていて、週に1回英語の時間を設けています。
さらに、「話せるようになってしまうクラス」を設けていて、楽しく英語を習得できるように英語カリキュラムを導入しているのです。このクラスのおかげで流暢な英語を話すことができるようになっている子供もいますので、とても効果的で人気のコースとなっています。
園長の加藤積一さんの思い
園長である加藤積一さんは、元は食品会社でサラリーマンをされていました。このふじようちえんは加藤さんの父親が経営していた幼稚園だったものを引き継いだ形になります。
2000年に園長になって以来、16年の歳月がたちましたが、加藤さんは、子供の成長に本当に必要なものとはないかということを常に考えています。そして、身の回りに溢れている本物を通じて興味や自主性を伸ばそうとしてるのです。そういった、気持ちがあのドーム形の園舎をうみだしたのでしょうね。
現在は、NPO法人全国元気まちづくり機構理事、私立幼稚園経営者懇談会会員も務めていて、地域に根付いた活動も行っています。現在、59歳になる加藤さんですが、まだまだやりたいことはたくさんあります。今問題となっている待機児童もそのうちの意ひとつでしょう。ふじようちえんは600人以上の園児を預かる大規模の幼稚園といってよいと思いますが、まだまだ受けきれない子供もいます。
どういったことが子供たちのためになるのか、これからも理想を目指して子供にとってよりよい環境づくりを勧めていただきたいと思います。
スポンサードリンク
この記事へのコメントはありません。