新生児がお腹に触った時、パンパンにかたいことがあります。
よくあることなのか、それとも何らかの病気でそうなってしまうのか、とても心配になってしまいますね。
また、こんな時に授乳しても大丈夫なのかということも気になります。
今回は、新生児のお腹がパンパンにかたい状態になる原因と、それを解消するための情報についてお伝えします。
新生児のお腹がパンパンになるのはどうして?
大人でもお腹がパンパンでかたい時には「あれっ?」と思いますから、まして新生児のお腹がパンパンでかたいと、何らかの病気なのでは?と心配になってしまいますね。
新生児のお腹がパンパンにかたいのは、次のようなことが原因です。
生まれたばかり赤ちゃんの臓器は未発達なので、腸は短いし胃もとても小さいのです。
赤ちゃんが母乳やミルクを飲むと、まだ充分に発達しているとは言えない小さな臓器で消化することになります。
赤ちゃんの未発達の臓器では、すっきり消化するということができないのです。
そのために、お腹がパンパンにかたい状態になってしまうのです。
また、新生児は母乳やミルクをじょうずに吸うことができません。
一緒に空気を飲み込むので、母乳やミルクと一緒に空気が溜まってお腹がパンパンにかたいようになってしまうので、病気でも何でもありません。
新生児が成長するプロセスなので、心配することは全くありません。
また、便秘が原因ということも考えられますが、便秘の場合はそれほど心配することはありません。大体自然に解消します。
但し、便秘の時に発熱している時には医師の診察を受けましょう。
新生児のお腹がかたい時には、どうする?
しかし、新生児のお腹がパンパンにかたい時には赤ちゃんは苦しくて泣いてしまいます。そんな時には、どうすればよいのでしょうか?
大人でも、食後にお腹がパンパンに張るように感じることがありますが、排便するとすっきりします。
それと同じで、うんちやおならを出すようにしましょう。
そんな時には、おむつを替える時や沐浴の時に体操させましょう。
自転車をこぐように両足を交互に動かしてあげたり、足を上げ下げしたり、おへその周りを円を書くようにしてあげると、おならやうんちが出やすくなります。
赤ちゃんのお腹がパンパンにかたい時には、うんちを出させるようにすることが、お腹がパンパンにかたい状態を解消することができます。
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新生児のお腹がパンパンの時、授乳は大丈夫?
授乳することは全く問題ありませんが、お腹がパンパンにかたい状態にならないように、気をつけた方がよいことはあります。
授乳は、時間の間隔を開けて行うようにしましょう。
新生児は、1.でもお伝えしましたが、母乳やミルクを飲む時に空気も飲み込んでしまいます。
授乳を頻繁にしてしまうと、母乳やミルクと一緒に空気を飲み込む回数も多くなってしまいます。
そしてもう一つは、「新生児がミルクを飲んだ後にはげっぷをさせる」と、どんな育児書にも書いてありますが、これが大事です。
げっぷをさせることで、お腹に溜まってしまった空気を体の外に排出するからです。
げっぷをさせるには、新生児を抱っこして背中をとんとんと叩くことで、かわいいげっぷが出ます。
それでも、授乳してから時間が経っていない時でも、欲しがる時があります。
これは母乳やミルクを欲しがっているわけではなく、お腹いっぱいでパンパンに苦しい時に、気を紛らわす「不安の解消」という行為なのです。
そんな時には、抱っこして場所を変えたりしてみましょう。
まとめ
新生児のお腹がパンパンにかたい状態になるのは、病気ではなく新生児の消化器官が充分に発達していないことによるもので、成長のプロセスであって病気ではないということによるものです。
初めのうちはうんちやげっぷを出させてあげる必要がありますが、消化器が成長するにつれて解決していきます。
うんちやおならが出ないことがある場合や、お腹が張る状態が長く続く時には、医師に診てもらいましょう。
それと心配な時、不安な時は、すぐに小児科を受診して大丈夫ですよ。
なにも異常がなくて医師が不満そうな顔をするのなんておかまいなしです。
何かあってからでは遅いのですから。
そのための子ども医療費助成制度もあり医療費もかかりませんから行かない理由はありませんね。
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