2016年9月26日(月)21:00~22:54に放送される「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ)に衆議院議員の野田聖子さんがテレビ出演します。野田さんといえば、2011年に高齢出産の末、息子さんを出産されましたが、障害がのこりました。当時、野田聖子さんと子供がその出産過程についてのドキュメンタリーでテレビ出演したことが話題となりました。
今回「深イイ話」では、野田聖子さんに一日密着して、2016年現在の野田聖子さんと子供について紹介されます。VTRでのテレビ出演になるそうですが、いったいどうなっているのでしょうか。
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野田聖子さんが子供を出産するまでの道のり
現在56歳である野田聖子さん。1993年に衆議院議員選挙に初当選して以来現在で8期目を迎えるベテラン国会議員であることはご存じだと思いますが、あわせて一児の母として奮闘中であることも広く知れ渡っているところです。
実は野田聖子さんは、41歳のころから不妊治療をおこなっていたのです。今でこそそれほどめずらしくはない高齢での出産を試みようとしていましたが、なかなかうまく妊娠できず、妊娠したとしても流産を繰り返すなど大変な思いをしてきました。
野田さんは不妊治療の中で体外受精と言う道を選んで妊活をおこなっていました。はじめは自分の卵子を体外に取り出して精子と受精させて戻すという方法をとっていたのですが、野田さんの場合、最終的には第三者から卵子の提供を受けて体外で夫の精子と受精させて体内に戻すという方法で行うことにしたのです。おそらくご自身の卵子になんらかの異常があって妊娠ができないと判断したのかもしれません。
しかし、日本では第三者からの卵子の提供を受けての体外受精は認められていません。野田さんもそのことを十分理解していましたが、子供が欲しいとずっと思ってきた気持ちを第一優先にした結果、アメリカ人女性の卵子の提供を受けて体外受精を行うことを決めました。
この行動について、当時日本では大きな波紋を呼びました。国会議員の地位にあるということもあり、バッシングを受けたこともあるようですが、それでも自分の考えを曲げずに貫きとおしたのです。その結果、ようやく妊娠することができ子供を授かることができたのです。しかし、野田さんに与えられた試練はそれだけではありませんでした。
子供に障害があることが判明。それでも出産、育児していくことを決意
妊娠してお腹の中で子供が成長するにつれ胎児に異常があることがわかってきたのです。
ヘルニアで肝臓が飛び出しており、出産してすぐに手術が必要であること、心臓にも異常があることなどが判明しました。
ここで、ママとしては出産すべきなのかどうか迷ってしまうところです。実際、育てるのは産みの親ですから他人がどうこう言えることではないですし、堕胎したとしても責めることもできないはずです。
しかし、野田さんの産む決意はかわらなかったのです。やっと授かった子供であること、望んで妊娠したことなどバックグランドがあると思いますが、どんなことがあってもこの子を育てていくのだという信念があったのです。
そして、2011年1月に帝王切開で無事出産を果たしました。前述の通り出産後すぐに手術する必要があったため、産まれると同時に運ばれオペ室へ。無事手術は成功したものの、心臓に疾患をかかえ、しかも、食堂閉鎖症も患っていることが判明したのです。
一方、母体の野田さんの身体にも負担がかかっていたのでしょう。出産後数日たつと子宮に異常が見つかり摘出術を受けなければならない状態になりました。二人目も欲しいと考えていた野田さんにとっては本当につらい決断だったと思います。
その後も子供の病状はおもわしくなく、何度も生死の狭間をさまよったのだそうです。脳梗塞もわずらい右半身にマヒが残ってしまうといったこともありました。しかし、野田さんは子供とともに一生懸命生きようと努力してきました。身長、体重も通常よりもかなり遅い発育だったこともあり、なかなか退院することができず、入院状態がつづきました。
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2016年現在の子供の状態と夫の支え
そして、2013年4月になりついに念願の日がやっていきました。
そう退院することができたのです。成長の都度、障害のある部分を手術してきましたが、2年3ヶ月ほどかけて予定されていた手術がおわったのです。今後は、定期健診を受けながら様子をみつつ、成長に合わせて必要な処置や手術をおこなっていくというレベルにまできたのです。
これには、野田さんも感無量だったことでしょう。
ここまでやってこれたのは、もちろん野田さん自身のパワーもあったでしょうが、夫の支えがなければ厳しかったでしょう。野田さんの夫は、もともと飲食店を経営されていた方でした。野田さんが不妊治療を行っていたときはまだ、籍をいれておらず事実婚の状況だったのです。
そんな関係でも野田さんんを支え続けここまできたのは相当な精神力がなければ務まらなかったと思います。
しかも、妻が国会議員ということで仕事優先になりがちであったため、旦那さんは仕事を辞めて世専業主夫をされて子供の面倒をみてきたのです。現在は、子供の食事は野田さんの夫がつくっています。1日5食、ミキサーにかけているそうです。
退院時の症状についてですが、心臓には逆流、拡大の所見があり様子見。肺は無気肺。食堂閉鎖症にともなう気管軟化症は成長に伴い完治するようです。体内の人工血管は成長につれ交換が必要になるため、6歳~10歳のころに入れ替えをしなければなりません。脳梗塞の後遺症の右麻痺がのこっているため、右手は左手よりも小さくなっているのだそうです。血流が悪く筋肉が委縮しているためだということです。これについてはご両親がマッサージをしてなんとか回復するのを待つしかなさそうですね。
その後は、2014年9月からは障害児保育をおこなっている「障害児保育園ヘレン」にも通い始めたということで社会にでる機会も徐々に増えてきたようです。
2015年6月には、誤嚥の原因となっている喉頭裂の修復術をおこないました。術後、集中治療室に入らなければならないこともあったようですが、なんとか回復してくれたようです。
そして、2016年現在、子供は年長さんになりました。来年、小学校に入学ということで、どんなところにいこうか検討中なんだたとか。
野田聖子さんと子供の2016年現在について「深イイ話」で放送!
上記のように野田一家についてご紹介してきましたが、2016年9月26日(月)放送の「深イイ話」でも野田聖子さんの1日に密着というかたちでテレビ出演します。
産まれる前から、長生きできるかわからないと言われたこともあったそうです。そんな野田聖子さんの子供がいまは、6歳になろうとしています。人間の生命力の底力、祈りや努力は報われるということを改めて実感しますね。
野田一家を見るたびに生き続けているということが奇跡なのだということを感じます。テレビ番組を通じて、子供のことだけでなく、自分の人生についても有意義に生きなければという気持ちにさせられそうです。
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