子育て事情も、お国柄と国民性によって違いがあります。
日本では、生活の隅々にアメリカのブランドやファストフードが行き渡っていますから、自然とアメリカに親しみを持つ人は多いでしょう。
アメリカと日本の子育て事情の違い、気になりませんか?
ということで、今回はアメリカの子育ての特徴と日本との違いについて見て行きます。
フムフム、そうだったのか!という発見があることでしょう。
アメリカの子育ての特徴
アメリカの子育ての特徴と日本との違いは、欧米の個人主義とクルマ社会の発達が影響している点があります。
個別のケースごとに、アメリカの子育ての特徴と日本との違いを見て行きましょう。
お金の使い道の学ばせ方
また、日本では必要な都度、親の管理のもとで必要な学用品やおもちゃを買い与えますが、アメリカでは小学生になるとある程度まとまったお金を子どもに渡して、学用品やおもちゃ、服などを自分で買うように教育します。ただお金を渡すのではなく、いつ、何をいくらで買ったのか、きちんと記録をつけさせることも教育します。
お金が足りなくなってもすぐには渡さないので、自分の家の掃除を積極的に手伝うなどの方法を覚えて、その結果お金を稼ぐ習慣が自然と身につきます。
日本では「お給料をもらう」「ボーナスをもらう」という言い方をしますが、お金は本来もらえるものではなく、稼ぐものです。
お金の管理や計画的な使い方と、自分のお金は自分で稼ぐものであるということを早いうちから学べるので、自立心を養う習慣が身につきますね。
お金を管理させるだけでなく、株の取引を5歳くらいから始める家庭もあるのです。
日本では、株などの投資行動はギャンブルという見方もされることもありますが、株の取引が行われなければ会社は成り立ちません。
正しい知識を早くから身につけることで、社会の仕組みに参加する機会が与えられている点も、日本とは違いますよね、ビックリ(‘’_’’)
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公共の場で赤ちゃんが泣き叫んだ場合
例えば、日本では子どもが公共の場所、他にはお盆や年末年始の新幹線の車内で泣き叫ぶことがよくあります。そんな時、日本ではとにかく他人に迷惑をかけないよう、すぐに泣き止ませようと必死になってなだめすかします。
「親のしつけがなっていない」と、神経質になってしまうこともその根底にあるようです。
この点アメリカはクルマ社会のせいか、人がいない場所へ赤ちゃんと移動して、思い切り泣かせてしまいます。
親は赤ちゃんに全く話しかけず、むしろ泣いても毅然として、日本のママのようにオロオロしません。
いつまでもオロオロしていると、むしろ自分達が疲れてしまうと考えます。
赤ちゃんが泣き疲れるくらい泣けば、少しは落ち着くだろうという考え方が日本の子育てとは違う点ですね。
子どもにいつまでも干渉しない
アメリカの子育ては、子どもの頃から自立心を養う特徴があるので、今日着ていく服について、日本の子育てだと「これを着て行きなさい」と親が指示することがよくありますが、アメリカの子育てはむしろ「どの服を着たいの?」と問いかけて、子どもに選ばせる傾向があります。
それによって、自分で考えて自分で決める自立心が養われます。
日本では、あらゆる場面に親が介入しがちです。
むしろ、自立して欲しくないと思えるような所があります。
言い方を変えれば、子どもをどんなことでも把握しておくのは親の責任と考えているように思います。
子育てとは関係ないかも知れませんが、最近は就活で内定を取った場合、親に確認をとる「親確」という作業まで行われているのだとか。
アメリカでは、考えられませんね(-_-)
アメリカの場合は、子どもであっても人格を持った存在という考えが現れています。
まとめ
アメリカと日本の子育ての違い、それぞれの特徴は国民性の違いによる部分もあるので、一概にどちらがよいというものではありません。
現在のアメリカは、イングランドからの移民によって成り立ったことによる「フロンティアスピリット」が影響していると言えますし、日本は鎖国が長く穏やかな状況が続き、その他に町内会など地域で助け合って生きてきたことが影響していることもあると思います。
それでも、最近の日本は働き方が変化した結果、色々な問題が起こっています。
「格差社会」と言われるこの頃は、会社に依存しない生き方として、「自立心を養う」「お金を稼ぐ」習慣を早くから身につけさせるアメリカの子育ての特徴は、参考にする点が多いと思います。
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