長い妊娠生活が終わり、新生児が生まれるといよいよ育児のスタートです。
育児は未知の世界です。母乳量やミルクの量が本当に足りているのか気になる人も多いでしょう。
新生児の一日に必要な哺乳量の基準を、計算式や体重と一緒にみていきましょう。
Contents
新生児の一日あたりの哺乳量の目安は?
生まれてから28日までの赤ちゃんは新生児といわれます。
新生児は一日あたりどのくらいの哺乳量にすれば良いのでしょうか、確認していきましょう。
生後1週間までとそのあとでは哺乳量の考え方が変わりますので場合を分けてみていきます。
生後一週間まで
1回の哺乳量の計算式は、一般的に、
一回の哺乳量=生後日数×10ml+10ml
となります。
これは、母乳もミルクも同様です。
例えば、生後一日目の場合、一回の哺乳量は、一日×10ml+10mlで20mlとなります。
そして、生後1週間までは一日8〜12回程度に分けてあげるのが適当なので、
一日の哺乳量=160〜240ml(20ml×8〜12回)
が目安となります。
でも、生後一週間を過ぎてもそのままのペースで増やしていくのかというとそうではありません。
生後一週間〜一か月
1回80〜120mlで一日7〜8回程と変わっていきますので注意しましょう。
もちろん、新生児ひとりひとり成長度合いが違うので、上記の計算式をひとつの基準・目安として主治医と相談の上量を考えます。
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一日どんな間隔で?母乳とミルクと混合別あげ方テクニック
哺乳一回にかかる時間と、一日にあげる間隔はどれくらいがよいのでしょうか。
母乳の場合
個人差がありますが左右とも15分ずつ、3時間おきが基準になります。
お腹の空いた新生児は、一気に吸い付き、その後ゆっくりゆっくり飲み進めていきます。
15分以上時間がかかる時は遊び飲みしている可能性があります。
お互い疲れてしまうので、適当なところで切り上げて休みましょう。
ミルクの場合
上記計算式の1回量を3時間おきが基準です。
しかし、生後6日までは一日8回、生後一週間〜一か月は7回と徐々に減っていくので、あげすぎには注意します。
ミルクを飲み終わり、物足りなそうに泣くのであれば10〜20ml程足したり、逆に吐き戻しなどがあるのであればミルクの量を減らしてあげたりしましょう。
混合の場合
どちらをメインにするかで1回であげる量の把握も難しくなってきます。
母乳メインでミルクを足すのであれば、母乳を先にあげて、足りない意思を感じたらミルクを10〜20mlずつ増やしてあげます。
ミルクを吐いてしまう時は、母乳で十分足りている場合がほとんどなので、ミルクの量を少しずつ減らしていきましょう。
ミルクメインで母乳を足すのであれば、まずミルクを基準の量を目安に飲ませてから母乳を飲ませます。
たいていはミルクで満足しますが、スキンシップをとりたくて新生児は母乳を求めてくるので、吸わせてあげましょう。
混合も、同じような時間の間隔で飲ませ、新生児の機嫌や状態を見て適宜量の調節をしましょう。
体重の増減も、哺乳量調節の目安になります。
しっかり飲めているのかは体重を測って調べましょう!簡単な体重の測り方を紹介!
新生児は、一日に30gくらい体重が増えていれば問題ないので、不安であれば週に1回でも測ると安心です。
母乳でもミルクでも、飲んだ後に測ればどれだけの量を飲めているのか知ることができます。
飲んでいる途中で排便してしまってもおむつはそのままで体重を測ります。服も肌着1枚が望ましいです。
病院ではベビースケールという5g単位で測ることができる体重計がありますが、自宅で準備しているという人はさすがにいないと思います(苦笑)
自宅で新生児を測る時は、まず測る大人のみで体重計で測ります。その後新生児を抱っこしてもう一度体重計で測ります。
抱っこした状態で測った体重から先に測った体重が新生児の体重で、簡単にわかることができます。
一日に30gくらいの体重増が基準なので、だいたい一か月で1kg程度増えていればよいでしょう。
体重の増え方も個人差があるので、あまり細かく考えすぎないことも大切です。
まとめ
哺乳量が不足してるのでは、とママになると一度は悩むと思います。
しかし新生児もその日の体調や排泄、汗の量などで毎日同じように体重が順調に増えていくわけではありません。
大幅に基準を下回ることのない限り、リラックスして哺乳量の管理をしてあげましょう。
あまり気を張りすぎないで子育てを楽しみましょうね。
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