東京都府中市にある大國魂神社は、府中市のほぼ中心に位置する神社で、都内でも長い歴史を持つ屈指の古社とされています。
大國魂神社の参道にあるケヤキ並木は国の天然記念物に指定されていて、都内でも緑が青くあり、多くの人々にとっての憩いの場ともなっています。
大國魂神社では毎年「くらやみ祭り」が開催されています。
このくらやみ祭りは昔から暗闇の中で神輿渡御が行われていたためにくらやみ祭りと呼ばれるようになりました。
毎年、1週間ほどの長い期間行われるくらやみ祭りには多くの人が訪れ、特にクライマックスの神輿渡御にはたくさんの人が集まります。
この歴史ある大国魂神社のくらやみ祭についての日程や時間、交通規制や出店・屋台、歴史などについてご紹介します。
Contents
大国魂神社のくらやみ祭2017!お祭りの歴史とは?
くらやみ祭りが行われる大国魂神社はなんと1,000年以上もの長い歴史がある神社です。
府中のあたりを「武蔵野」と言いますが、この神社の守り神である大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)がこの地域を守っている、といわれています。
そして、大國魂大神は、因幡の白ウサギの逸話で知られている「大國主(おおくにぬし)」の別名です。
この神様を祀るお祭りとなったのがくらやみ祭りなのです。
くらやみ祭りの歴史は、さかのぼること室町時代の頃、もともとは「五月会」という江戸中の見物人が多く集まる行事だったものが、地域住民の祭礼へと変わって発展していったものだったそうです。
かつて、街中の明かりを消して、深夜の暗闇の中で行われていたので「くらやみ祭り」と言われるようになったのです。
祭りを暗闇で行うというのには、「貴いものを見ることは許されない」という古来から存在する儀礼にならって、神聖な御霊が神社から神輿に移って御旅所に渡御すること(神輿渡御)を人目に触れさせないために、あえて、深夜の暗闇の中で神聖な行事を行うためという理由があります。
こうした、長い歴史によって受け継がれてきた神事を現代でもそのまま引き継ぐ形で行われています。
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大国魂神社のくらやみ祭2017!日程&時間&場所は?
大国魂神社のくらやみ祭は、
2017年4月30日(日)~5月6日(土)
まで、大国魂神社周辺で行われます。
くらやみ祭りは期間中、様々な行事が行われます。
内容の一部をご紹介します。
4月30日・9時30出発15時30分帰社 品川海上禊祓式
5月1日・9時30分 祈晴祭
5月2日・19時30分~20時 御鏡磨式
5月3日・18時~20時 山車の共演
・20時~ 競馬式(こまくらべ)
5月4日・9時 御綱祭
・12時30分~14時 萬燈祭
・13時30分~ 子供神輿渡御
・17時~18時 太鼓の響宴
・18時~21時 山車の巡行
5月5日・10時 例祭
・13時30分 道清め
・14時 宮乃咩神社奉幣
・14時30分 太鼓送りこみ
・15時30分 御饌催促の儀、動座祭
・17時20分頃 威儀物授与
・17時20分 御霊遷の儀
・18時 神輿渡御
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大国魂神社のくらやみ祭2017!アクセス情報
大国魂神社くらやみ祭のアクセス情報についてご紹介します。
電車の場合
・京王線 府中駅から徒歩で約5分
・JR南武線、武蔵野線 府中本町駅から徒歩で約5分
車の場合
・中央高速 国立府中ICから約10分、調布ICから約15分
※有料駐車場 200台分有り。
大国魂神社のくらやみ祭2017!交通規制は?
大国魂神社くらやみ祭の交通規制についてご紹介します。
府中市内において、交通規制は5月3日から6日までの期間中は特に細かく交通規制されます。
この期間は特に午後からの時間帯、旧甲州街道は通れないと思っていた方がいいです。
甲州街道は通行できますが、迂回する車で大変混雑します。
5日は交通規制の範囲が拡大して、京王線で囲まれた内側のエリアはほぼ通行禁止となります。
6日は午前3時から午前7時の早い時間帯に交通規制があります。
毎年、祭り直前になって、交通規制が出される場合もありますので、大国魂神社のホームページなどで最新情報を確認してお出かけしましょう。
https://www.ookunitamajinja.or.jp/
祭り期間中は、府中エリアは車での通り抜けなどはとても困難になります。なので、公共交通機関を利用しましょう。
大国魂神社のくらやみ祭の出店・屋台情報
大国魂神社のくらやみ祭の出店・屋台情報は、昨年までの状況を踏まえると、約500店舗ぐらいの屋台・出店が立ち並びますが、祭り期間中でも、5月3日から5日までの期間が一番多く出ています。
6日は屋台・出店の数が一気に減ります。
屋台・出店の時間は、くらやみ祭りが遅い時間まで行われているので、22時ぐらいまでは営業しているお店もあります。22時ごろになると、値下げの狙い目となるそうです。
まとめ
長い歴史をもつ大国魂神社のくらやみ祭は、格式高く、暗闇の中で行われるということもあり、独特の雰囲気を感じられるお祭りとなりそうです。
屋台や出店を楽しみながら、古き良き伝統行事を堪能しましょう。
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