育児・子育て

赤ちゃんにポカリはいつから?温度や量など作り方を紹介!大人用ポカリは危険!

赤ちゃんに与えられる水分は、母乳、ミルク、水、お茶とだんだん増えてきます。

元気な時はそれで十分ですが、熱がある時、汗をかいた時にポカリを飲ませた方がいいのか悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
ポカリをいつから赤ちゃんに飲ませていいのか、適切な温度での作り方、量と一緒にご紹介します。




赤ちゃんにそもそもポカリを飲ませていいの?

普段の生活、夏の熱中症対策として与える水分は、水や麦茶で十分!

ポカリなどのイオン飲料水には砂糖を多く含んでいます。

そのため、毎日ポカリを飲ませる習慣にしてしまうと、甘い飲み物しか飲まなくなってしまうことに。

また、虫歯になってしまう可能性も非常に高いので注意が必要。

口の中にイオン飲料水が留まっていると、歯のエナメル質が溶けて虫歯菌がついてしまうのです!

赤ちゃんがイオン飲料水を飲みずぎると、余計喉が渇いて欲してしまい、繰り返し飲むようになります。

そうすると常に口の中に留まることになり、結果的に虫歯菌にとっていい環境になってしまうそう。

時と場合を考えてポカリはあげるようにしましょう。

赤ちゃんにポカリを与えていい時はどんな時?

時と場合を考えてとのことですが、どういった場面に遭遇したら飲ませてもOkなのでしょうか。

●夏の猛暑の日など、大量に汗をかいて脱水状態目前でぐったりしている時
●高熱で何も飲んでくれない、食べてくれない時
●嘔吐や下痢で水分が大量に体外に出てしまっている時

上記のように上手く水分補給ができそうにない、緊急事態の時だけにしましょう。



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大人用ポカリを赤ちゃんが飲むと危険

普通のポカリは、大人用でスポーツをする人に向けての飲み物なので、濃度が高いです。

濃度の高いポカリを赤ちゃんが大量に飲んだりすると、血液中の血糖値が急上昇し、具合が悪くなったりもします。

それなら薄めたらいいのでは?と感じるかもしれませんが、電解質や浸透圧のバランスが崩れてしまうため、薄めても意味がありません。

大人は体内で素早く吸収できてミネラルや水分の補給ができますが、赤ちゃんが大人用を飲むと糖分や塩分の摂りすぎになってしまい悪影響を及ぼします。

よって大人用のポカリは赤ちゃんには不向きなので気をつけましょう。

大人の感覚で、少量だからあげても大丈夫、と安易に考えないように気をつけてください。

与える時は、赤ちゃん用のポカリを薄めずに、緊急事態の時にのみが鉄則です。

実際いつから赤ちゃんに飲ませて大丈夫?


それでは、いつから赤ちゃんには、赤ちゃん用ポカリを飲ませられるのでしょうか。

赤ちゃん用ポカリスエット ビーンスタークポカリスエットというものがあります。

販売元の大塚製薬のホームページでは月齢3か月からと記載されています。

大人用のポカリと異なり、赤ちゃんの体に負担をかけずに水分補給ができる優しいつくりになっています。

 

瓶・ペットボトルタイプの他に持ち運びに便利な粉末タイプもあります。

作り方は、30〜40℃の温度にした50mlの量の湯冷ましと、粉末スティック1本を瓶に加えて溶かします。

熱すぎず冷たすぎない温度にしましょう。

赤ちゃんが1日に必要な水分量は、10Kgまでは体重1Kgあたり1日100mlが目安の量といわれています。

10Kgの赤ちゃんならば、母乳やミルクと合わせて約1リットルがだいたいの水分量になります。

これは母乳やミルクも含めてある量なので、水や麦茶だけなら、200〜400mlが望ましいです。

さらに水や麦茶以外のものとなると、20〜50ml程度となるので、ポカリをあげる場合は一日の目安量を十分守りましょう。

粉末タイプは、お出かけの時荷物が多いママにとても便利です。猛暑で暑い時期にお守り代わりにバッグに入れておいてもいいですね。

 

まとめ

いつから飲ませられるかわかったところで、無理してあげる必要はありません。

母乳やミルクを飲んでいるぐらいの月齢の時は、いくら緊急事態でもあくまで母乳やミルクだけでいいのです。

基本的に、離乳食が始まるぐらいの時期のだいたい5〜6か月くらいまでは、母乳やミルク以外の水分を与えなくても大丈夫。

それでも心配で、ポカリをどうしてもあげたいという時は、正しい作り方・与え方であげましょう。

水分補給しても脱水症状が改善しない場合は、すぐに病院に行くことも忘れないでくださいね。



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