私ごとですが、新生児の子供の首がガクンとなって、ちょっとしたパニックに陥ったことがあります(汗)
新生児の育児指導で、新生児は首がすわっていないので、首がガクンとならないよう指導されますよね。
首が何回もガクンとなってしまっても大丈夫なのでしょうか?
脳に障害が出たりするのではないかと不安になってしまいますよね。
また、前にガクンとなった場合、後ろにガクンとなった場合は、何か違いがあるのでしょうか。
Contents
新生児の「首が据わっていない」とはどんな状態なのか
新生児は、生まれてからしばらくの間、大人と違って首の筋肉が充分に発達していません。そのため、自分の頭の重さを首で支えることができないのです。
頭はぐらぐら揺れ安定性がなく、新生児は自分で首に力を入れることができず、自分が首を動かしたい方向に首を動かすこともなかなかできないのです。
生後1か月くらい経つと、だんだん首の筋肉が発達して首がすわってくるようになるのです。
首がガクンとなったらどんな問題があるの?
首ガクンの状況は、
- げっぷをさせる時
- 抱っこする時
- 沐浴の時
に起こるケースが多いです。
首がガクンとなったら本当に心配になりますよね。
しかし、ちょっと落ち着いてください。
新生児は首も含め全身が柔らかく柔軟性があるので、少し首がガクンとなったくらいでは、脳に障害が発生することは考えにくいのです。
だから、一回や二回くらい首がガクンとなったくらいでは、脳に障害を起こしたり、神経に障害を起こすという状態に陥ることはなく、大体の場合は大丈夫なのです。
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もし、気になる変化が現れたらどうすればよいですか?
一回や二回首がガクンとなった場合でも、大体の場合は大丈夫なのですが、まず慌てずに落ち着いて新生児の様子を観察してみましょう。
もしも、以下に挙げるような様子が見られる場合は、早めに医師の診断を受けましょう。
- ずっと泣き止まない場合・顔色が悪くなった
- 発熱がある
- 吐く
様子を観察して、上記のような様子が見られなければ心配する必要はありません。
前にガクンとなった場合と後ろにガクンではどう違いますか?
前にガクンとなってしまった場合と、後ろにガクンとなってしまった場合で、何か違いがあるのかということですが、前にガクンとなった場合でも、後ろにガクンとなった場合でも心配は要らないようです。
新生児を見てきた多くの助産師さんも、「首が前と後ろに、何回も何回もガクンとならなければ大丈夫」と言っていますよ。
尚、絶対にやってはいけないことは、頭を強くぶつけたり、故意に首をがくがく揺さぶったり、新生児を強く何回も揺さぶったりすることです。
物に強く頭をぶつけた場合は、脳に障害が残る可能性が大きくなります。
大人でも、強く頭をぶつければ最悪死んでしまいます。
かわいそうなことに新生児が死んでしまったという悲しいニュースの場合、大体の事件では「泣き止ませようと新生児を強く揺さぶった」ということを原因として聞く場合が多いですね。
まとめ
子育て教室などで、首がすわっていないうちは「ガクンとならないように気をつけましょう」と、口を酸っぱくして指導されます。
その影響もあってか、首がガクンとなってしまった場合には本当にびっくりしてしまってパニックになってしまう気持ちもわかります。
しかし、よくよく考えてみると、もしも一度でも首がガクンとなった場合は、脳に障害が出たり後遺症が残るようなことがあれば、
「首がガクンとなってしまった場合には脳に障害が発生します。絶対首がガクンとならないよう気をつけてください」
という「警告」が育児書に書いてあるはずですが、そう言った言葉を見たことがあるでしょうか?
また、それほど危険な状態になるようだったら、小児科医も首ガクンが起きないように何かしらの処置をしているはずでよね?
しかし、現状は特別な場合を除き、そういった処置をされている新生児を見たことはありません。
もちろん、新生児の首がガクンとならないよう、抱っこや沐浴、げっぷを指せる時には特に注意しなければいけませんが、一度や二度くらい首がガクンとなることは、どのご家庭でも一回か二回はあることなので、極端に心配したり、パニックになる必要はないので大丈夫ですよ。
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