インフルエンザの流行が気になるシーズンがやってきましたね。
今年はすでに2016年9月末よりインフルエンザA型の発症が報告されていることもあり、インフルエンザの流行シーズンが始まったといっても過言ではありません。
インフルエンザの流行は例年12月から3月と言われていますが、2016-2017年はどうなるのでしょうか?インフルエンザの予防接種時期はいつからなのか?子供の予防接種について、料金・価格はいくらかかるのか?詳細をまとめてみたので順に説明していきたいと思います。
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「インフルエンザの予防接種 2016~2017のインフルエンザの流行時期
冒頭でも述べた通り、インフルエンザウイルスは例年12月~3月頃に流行します。2016~2017年の流行は少し早いのではという情報もあります。
一旦流行ると短期間で感染が拡大し、1月~2月頃に流行のピークを迎えます。インフルエンザに感染してしまうと、発熱や関節痛などの苦痛を伴うだけでなく自宅待機を余儀なくされたり、中には肺炎などの重い合併症をおこし重症化することもあるので、なるべく予防接種を受けておきたいですよね。
ワクチンの最大の効果は、重症化の予防です。
平成11年度 厚生労働科学研究費補助金補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究」では、65歳以上の健常な高齢者について約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があったと報告されています。
インフルエンザワクチンを接種すれば必ずしもインフルエンザにかからないというわけではありませんが、インフルエンザにかかっても重症化しないように食い止める効果はあります。
予防接種の時期はいつから?
では、インフルエンザの流行にあわせていつから予防接種をうければいいのでしょうか?
インフルエンザの予防接種時期は、
11月下旬、おそくても12月中旬まで
となります。ワクチンを接種しても効果が出現するまでに約2週間程度要します。
また、ワクチンの予防効果が期待できるのは、接種した2週間後~5ヶ月程度だと言われています。予防接種が早すぎると流行の最中に効果が切れてしまい、意味がありませんし予防接種が遅すぎても効果がでるまでに時間がかかるため、ピークの時期に効果が発揮できない。それらを考慮すると…
予防接種の時期は、11月下旬あたりが望ましいでしょう。
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インフルエンザ 子供の予防接種は?
インフルエンザの流行時期は受験シーズンだったり、寒い時期で体調を崩しやすかったりするので、出来るだけ子供には予防接種を受けさせてあげたいですよね。そこで、子供のインフルエンザ予防接種ついて説明していきたいと思います。
通常、13歳以上の予防接種は原則1回ですが、13歳未満は免疫をもっていることが少なく、2回接種が推奨されているので、接種の間隔を3~5週間程度空けなければなりません。2回接種が必要な方は、予防接種の時期を早めに計画しましょう。
赤ちゃんは受けることができるの?
受けることができます。生後6ヶ月から接種可能です。
上記にも記載しましたが、子供の接種回数は、13歳未満で2回となります。13歳以上では1回ですが、受験生の場合は医師と相談し2回接種も可能です。
平成14年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究」で、
乳幼児のインフルエンザワクチンの有効性は20~50%程度の発病防止効果があるとされています。また、重症化を予防できるという報告もありますが、子供のインフルエンザ感染防止には周囲の大人たちの配慮や工夫が大切なので人混みには連れていかないようにしたり、手洗いうがいを徹底させたりしましょう。
インフルエンザの予防接種の料金・価格について
インフルエンザの予防接種料金は原則的に全額自己負担のため、病院によって料金・価格が異なります。
ワクチンの接種は治療ではないので健康保険が適応されないためです。
多少の誤差はありますが料金・価格の相場は、
1回の接種で3000円~5000円程度
となります。
65歳以上の方や60~64歳で身体機能に障害がある方は、予防接種法で予防接種の料金が公費負担されることもあるのでお住まいの市町村やかかりつけ医で確認しましょう。
まとめ
2016-2017のインフルエンザ 予防接種についてまとめてみました。
予防接種の最大の効果は重症化を予防することです。予防接種を受けたとしてもインフルエンザに感染することはあります。
インフルエンザに罹患すると重症化しやすい高齢者や、子供はできるだけ予防接種を受けるように心がけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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