結婚式の披露宴に夫婦で、または子供を同伴して出席する場合、ご祝儀袋の連名の書き方、そしてご祝儀にどれだけの金額を包めばよいか、毎回頭を悩ませるものです。
誰と出席するか、または出席する相手との関係で変わってくることがあるからです。
今回は、夫婦で出席する場合、子供を同伴して家族で出席する場合の連名の書き方、子供と一緒に家族で出席する場合のご祝儀の金額について整理してみたいと思います。
夫婦で出席する場合のご祝儀の連名の書き方は?
夫婦でご祝儀を送る場合、ご祝儀袋に夫婦連名で書く場合の基本的な書き方は、代表者である夫の名前を、ご祝儀袋の中央にフルネームで書きます。
夫の名前の左側に、妻の名前だけを書きます。姓は書く必要はありません。
尚、出席する相手との関係によって実際の代表者は妻であるとします。
その場合でも、ご祝儀袋の中央には夫の名前を書くようにします。
子供も一緒に参加する場合のご祝儀の連名の書き方は?
それでは、子供を同伴して家族で参加する場合の連名の書き方はどうなるのでしょうか?
この場合、2通りの書き方があります。
・ご祝儀袋の中央に夫の名前をフルネームで書き、その左側に妻、子供の順で名前だけを書き、姓は書かない。
・ご祝儀袋の中央に夫の名前をフルネームで書き、左側に外一同、または他家族一同と書く。
それでは、2通りの書き方をどのように使い分けるかということがポイントになりますが、2名以上の子供と一緒に出席する場合は、「外一同」、または「他家族一同」と小さめに書くようにします。そして、家族全員の名前は別紙に書いて中袋に入れます。
子供が4人または5人同伴で出席する場合、4人または5人の子供全員の名前を無理やり連名で書くと、ご祝儀袋の表面が非常に見栄えが悪くなってしまいます。
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ご祝儀の金額は?子供が出席する場合はどう変わる?
毎回頭を悩ませるのが、ご祝儀の金額です。
出席する相手との関係や、または地域性によっても多少変わってきますが、ここでは一般的な相場で話を進めます。
夫婦で出席する場合は、1人で出席する場合のほぼ2倍の金額を「奇数額」で包むのがよいでしょう。
友人、または会社の同僚の結婚式に出席するとします。その場合は大体5万円を包むのが目安となります。
兄弟姉妹、または親戚の結婚式に出席する場合は、間柄の近さにも関係してきますが、5万円から10万円を包むのが目安となります。
最近は、特に関係の深い間柄の場合は7万円とする場合もあるようです。
奇数額を包むというのは、割り切れる金額を包むと「別れる」に通じることから、結婚式には避けられているためです。
但し「9」は「苦」を連想するので避けます。
尚、偶数でも「8万円」の場合は「8=末広がり」に通じることから大丈夫とされています。
また、最近は「2」はペアを連想するからよいとする見方もあるようですが、まだ社会的に定着しているとは言えないので、一般的な相場を守った方が無難だと思います。
では、子供が一緒に出席する場合はご祝儀袋にどれくらいの金額を包めばよいのでしょうか?
この場合、夫婦が5万円、これに子供1人1万円から2万円が相場となります。
幅があるのは、子供の年齢によって変わってくるからです。
小学校高学年以下の場合は1万円、それ以上であれば2万円とし、家族全体で奇数額となるようにご祝儀袋に包みます。
まとめ
家族で結婚式に出席する機会は、そう度々あることではないのでとても頭を悩ませますが、一旦整理しておけばとても安心です。
地域性による差異があるかも知れませんが、その辺りは地域の慣習をよく調べておくとよいでしょう。
ご祝儀の金額など、相手との関係によって変わってくる面がありますが、冠婚葬祭のマナーはある意味家族の力を発揮する場と言えるでしょう。
その点では、家族にとっても晴れの舞台です。
「来ていただいてよかった」と思われるよう、日頃から調べておくとよいですね。
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