赤ちゃんが生まれたら、まずは名前を命名して、その後に出生届を出すことに気が集中すると思います。
しかし、赤ちゃんの保険証の申請を出すことまで気が回らない新しいパパとママ、多いのではないでしょうか。
意外と忘れがちであり、忘れてしまうと何かと面倒なことになるので、生まれたばかりの赤ちゃんの保険証の申請手続きについて、保険証が間に合わない場合の問題、手続きはいつまでに行うのか、などの情報をお伝えします。
赤ちゃんの保険証の申請手続きを忘れずに!
赤ちゃんが生まれたら、名前をつけて役所に出生届を出して、その後会社に扶養家族が増えたという届を出して、その間にも親族が集まってお七夜のお祝いをするなど、本当に色々なことが目まぐるしく展開します。
赤ちゃんが大きくなって、学費に困らないようにと学資保険に加入する準備をするなど、今から赤ちゃんの将来に備えるというご家庭もあるかも知れませんね。
しかし、何か忘れていませんか?
そうです、パパとママが健康保険証を持っているように、新しい扶養家族となる赤ちゃんにも健康保険証の申請の手続きが必要です。
そうは言っても、出産から退院までの慌ただしい日が続き、赤ちゃんがいよいよ家で新生活を始めると、ママは赤ちゃんの夜泣きに悲鳴をあげそうになりながらも3時間おきにミルクをあげなければなりません。
パパはそんなママに協力しながら慌ただしく仕事に行くなど、赤ちゃんが家庭に加わるまでとは生活パターンがガラリと変わって赤ちゃんとの日々に追われ、ついつい赤ちゃんの健康保険証の申請の手続きを忘れ、肝心な時に間に合わない…というパパとママがいても不思議ではありません。
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赤ちゃんの保険証が間に合わないとどうなる?
万一、赤ちゃんの健康保険証の申請の手続きが間に合わない場合、どのような問題が起こるかを考えてみます。
保険証の申請手続きが遅れてしまうと、最初の1か月検診で医療行為、もしくは何らかの検査が必要になった場合「当面の医療費」を自費で払うことになります。
他にも、生まれた赤ちゃんが未熟児だった場合は「未熟児養育医療制度」を使うことで医療費が軽減できるという仕組みになっているのですが、この場合も赤ちゃんの保険証が必要なので、保険証が間に合わない場合高額な医療費を支払わなければならないことがあるかもしれません。
こういった、自費診療となってしまい金銭的な負担が大きくなってしまうという問題が起こることになります。
もっとも、赤ちゃんの健康保険証は、赤ちゃんが生まれてから効力が発生するので、申請の手続きが遅れたとしても、生まれた日までさかのぼって保険証を使うことが出来ます。
また、赤ちゃんが医療機関を受診する場合、「乳幼児医療費助成制度」という制度があります。自治体から「乳幼児医療証(自治体によって名称は多少異なるかも知れません)」を発行され、これを提示すると赤ちゃんの医療費は無料になるのです。
しかし、あとで返還手続きを行って取り戻すことは出来ると言っても、赤ちゃんと過ごす慌ただしい日々と忙しい仕事の合間に必要な書類を用意したり、何度もお医者さんに通ったりと、何かと面倒で時間がかかる作業なので出来るだけ避けたいところです。
赤ちゃんの保険証の申請はいつまでに行う?
では、肝心な時に間に合わないという事態を防ぐため、赤ちゃんの健康保険証はいつまでに申請の手続きを行えばよいのでしょうか?
出生届は生まれた日を含めて14日以内と戸籍法に定められ、送れてしまうと罰金が課せられる場合もありますが、赤ちゃんの健康保険への加入手続きは、「いつまでに」というのは特に定めがないようですが1か月検診を受診するまでに行います。
ママは前述の通り、3時間おきにミルクをあげたり、赤ちゃんのおむつを替えたりなど何かと忙しい上にデリケートになっています。
共働きのパパとママの場合、年収の多い方の扶養家族にすることになりますが、一般的にはパパの扶養家族にすることになるので、手続きはパパが頑張りましょう。
もしママの扶養家族にして手続きはママが行うという場合は、今は「イクメン」という言葉があるくらい世の中も理解が大きいですから、パパはママが手続きを行う間は協力してあげてください。
では、赤ちゃんの保険証は申請の手続きをしてからいつ頃届くのか?ということですが、社保・国保・公務員等の共済によって手続き方法が多少違いますが、大体1~2週間で届くようです。
但し、年度替わりの時期などは多少時間がかかることもあるようです。
どんなこともそうですが、「いつまでに行う?」というのはとにかく早めに行うことがベストです。
まとめ
赤ちゃんが生まれるということは、パパとママにとっても、そしてご親戚の方にもとてもおめでたい一大イベントです。しかし、赤ちゃんが生まれた瞬間からパパとママには「保護者」としての責任が伴います。
これから新しいパパとママになる方は、赤ちゃんが健やかに育つよう、ぜひ今から必要な手続きを整理しておいてくださいね。
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