排卵という言葉は、それだけではとても難しく聞こえます。
排卵はどのくらい時間がかかるのか、時間がかかることで卵子はどうなるのか、質はどうなのか、排卵してからどのくらいの時期が受精しやすいのか、知れば知るほど人間の体のメカニズムは奥が深いことがわかります。
今回は、「排卵」についてお伝えします。
「妊活」中の女性の方には必見、そうでない方でも知識として「なるほど!」という発見があるでしょう。
排卵とは?
月に大体一回、卵子が卵巣から卵管へと移動することを「排卵」と言います。
この時に卵子は受精を待っています。このタイミングが、月経の周期の中で妊娠することが可能な時期なのです。
セックスによって男性から送られた精子と結びつくことで受精卵となって、受精卵が卵管から子宮へと移ります。これを「着床」と言います。
着床すると、妊娠したということになるのです。
次からの項で、詳しくお伝えします。
排卵にはどのくらい時間がかかる?
排卵にはどのくらいの時間がかかるかということですが、月経の周期がごく一般的に28日周期に訪れる女性の場合、次回月経が訪れる予定日から大体14日前に起こります。但し、月経の周期によって異なる場合があります。
即ち、排卵には14日かかるということになります。
排卵に時間がかかるとどうなる?
排卵に時間がかかると、卵子の質が老化するという話もあるようですが、それは一体本当なのでしょうか?
排卵に25日~35日もの時間がかかると、「卵子の質が老化してダウン症などの障害を持ったこどもが生まれてきてしまうというのでは?」という話を聞いて、心配になってしまった人もいるようですが、この点も実際どうなのでしょうか?
排卵に時間がかかる場合ですが、これについては「排卵が遅いからと言って、卵子の質に問題が出ると考える必要は無い」です。
排卵まで25日から30日も時間がかかる場合でも、無事に妊娠したという例もありますし、産婦人科で「排卵に時間がかかっても、妊娠すれば問題ない」と言われた結果、開き直れたので妊娠して赤ちゃんを授かったという嬉しい話もあります。
排卵に時間がかかる場合、例えば28日から40日もかかる人の例などを調べてみましたが、ダウン症などの障害を持ったこどもが生まれやすいということを示す例は、どの資料にもありません。
排卵に時間がかかる原因としては、ホルモンのバランスが悪いことが原因と見られます。
こうした場合は、排卵誘発剤やホルモンのバランスを改善するサプリメントを服用することもあります。
とにかく、排卵に時間がかかると「障害を持ったこどもが生まれると」いう心配は無用です。
スポンサーリンク
排卵後いつ頃なら受精しやすい?
排卵後、いつ頃なら受精しやすいのでしょうか?
卵子の寿命は、大体1日と言われています。
一方、精子の寿命は3日から5日くらい。
ということは、排卵が起こる日の5日前から1日前の間に男性とセックスして男性から精子を送ってもらい、卵管で精子が待っているところで排卵が起きると、受精する可能性がとても高くなる、ということは、妊娠する可能性が高いタイミングであるということになりますね!
排卵日がいつ頃になるかということは、現在では予測する方法はたくさんあります。
基礎体温を計って、月経の周期から排卵日を予測することも出来ますし、おりものの量が増えてくると大体その2~3日経った日が排卵日となります。また、病院で排卵が起きる日を調べてもらうことも出来ます。
しかし、生身の人間の体のことですから、排卵が起きる当日を厳密に「この日だ!」と特定することは出来ません。
そこで、排卵しそうな日を含めてその間に何回かセックスする。
具体的には、3日から5日の間隔をおいてセックスすると、妊娠の可能性が高くなるということになります。
まとめ
排卵に時間がかかるからと言って、卵子の質が悪くなるということはありません。この点は一安心です。
受精のタイミングもわかりましたが、義務感でセックスしてしまうと、男性も女性もかえってストレスを溜めてしまいます。
日頃から週2回または3回のペースでセックスしていれば、どこかでベストのタイミングにつながるので、少し楽しいくらいにリラックスして妊活出来ればいいですね!
スポンサーリンク
この記事へのコメントはありません。