6月29日放送の世界仰天ニュースでは、危険な食べ物スペシャルが放送されます。
その中で、ある刺身のツマとしてでてきたある海藻を食べた夫婦が突然の腹痛、嘔吐に襲われるという事態が発生しました。実はその海藻はオゴノリという生で食べると危険な海藻だったのです。
世界仰天ニュースで人の命を奪った刺身のツマの話を紹介
6月29日の「世界仰天ニュース」では、危険な食べ物スペシャルが放送されます。
その中のひとつに、命を奪った刺身のツマの話が取り上げられました。
ある夫婦が刺身を食べていたところ、ふと刺身のツマにも手を出しました。それを食べて30分後、夫婦ともに突然の腹痛に襲われました。激しい吐き気も伴ったためこれは危険だと判断した二人は、救急車を呼びます。二人はそのまま救急搬送され病院へ運び込まれました。幸い夫は症状が治まったのですが、妻は意識が戻らず帰らぬ人となってしまいました。
こんな恐ろしい話が実在するのです。実はこれ、刺身のツマにも使用されているオゴノリのいう海藻が原因だったのです。なぜこのような悲劇がおきてしまったのでしょうか。
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オゴノリは生で食べると危険!
みなさんオゴノリという海藻をご存知でしょうか。
オゴノリは、食用として刺身のツマや寒天の材料に利用されます。しかし、実は最近、このオゴノリを食べて食中毒を起こす人が多く、亡くなる事例まであるので深刻な問題となっています。
こんな話をきくと、刺身のツマがたべられなくなりそうですよね。
しかし、通常の刺身のツマとして食卓にでてくるオゴノリは加熱処理がされているので問題ありません。オゴノリが食卓に出てくる際にはきれいな緑色をしていると思いますが、海の中では、赤っぽい茶色といった感じの色をしています。普段食卓にでてきているので、何も気にせず生のまま食べてしまうと食中毒を引き起こすことになります。
実は、この食中毒の原因ははっきり解明されているわけではないそうです。一説によると、オゴノリ自体によって作られるプロスタグランジンや、着生したプランクトンに由来する毒素などが原因として考えられているようです。最近では、オゴノリに含まれるアプリシアトキシンという成分が強烈な毒性を持っていてそれが食中毒の原因ではないかともいわれています。
いずれにしても、オゴノリは、生で食べると恐ろしい海藻ですが、火を通したアルカリ処理(石灰処理)を施せば安全に食べることができるので必要以上に避けなくても大丈夫です。
海などにいって潜ったときに、オゴノリを発見して食用だから食べても大丈夫と思って食べてしまうと、腹痛などですめばよいですが、下手をすると亡くなることもあるので、知識をしっかりもっておくことが大切ですね。小さい子供にも勝手に口にしないように注意しておきましょう。
まとめ
6月29日に放送される世界仰天ニュースでは、オゴノリについて紹介されると思いますので、是非勉強しておきましょう。
刺身のツマに生のままでてくることはそうあるものではありませんが、もし、赤茶色をしたオゴノリを発見したら危険ですので覚えて置いてくださいね。
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