子供がいると移動手段で欠かせないのが自転車ですよね。近所のお買いもの、保育園・幼稚園の送り迎えなど毎日乗る方も多いと思います。
しかし、近年、自転車の交通ルールが強化され危険運転なども科刑の対象となりました。そこで、確認しておきたいのが、赤ちゃんと自転車についてのルールです。
子供を後ろ座席に座らせながら抱っこひもで赤ちゃんを抱えて運転しているママの姿をよくみかけます。これは法的には問題ないのでしょうか。また、何ヶ月から赤ちゃんを抱っこひもで自転車に乗せてもよいのでしょうか。いろいろな疑問点について答えていきたいと思いますので参考にしていただければ幸いです。
Contents
何ヶ月から赤ちゃんを抱っこひもで自転車に乗せてよいの?
まずは、自転車に赤ちゃんを乗せる際のルールから説明していきたいと思います。
赤ちゃんの場合は首や腰が据わっていないため、自転車の前座席や後ろ座席に座らせることはできません。抱っこひもで一緒に乗ることになります。では、何ヶ月から乗せることができるのでしょうか。
まずここで覚えておいてほしいのは、赤ちゃんを前抱っこで抱っこひもを利用して自転車運転することは禁止されているということです。前抱っこであれば、首がすわっていない月齢でも固定できるので運転自体は可能です。
しかし、ルール上では、前抱っこは運転がしにくいということで禁止となっています。よって、抱っこひもを使う場合はおんぶの状態で使用することになります。そうなると、首が完全に据わってからでないと危険です。3ヶ月でくびがすわるといわれていますが、個体差がありますので5ヶ月位までは安全をとって乗車を控えるのがよいと思います。
自転車の3人乗りは「幼児2人同乗用自転車」
自転車の3人乗りは普通の自転車では禁止されています。3人乗りをするには「幼児2人同乗用自転車」に乗らなければなりません。この自転車は以下の条件を満たすものとなります。
- 幼児2人を同乗させても十分な強度を有すること
- 幼児2人を同乗させても十分な制動性能を有すること
- 注臨時の転倒防止のための操作性および安全性が確保されている
- 自転車のフレーム及び幼児用座席が取り付けられる部分は十分な剛性を有すること
- 走行中にハンドル操作に影響が出るような振動が発生しないこと
- 発進時、走行時、押し歩き時及び停止時の操縦性、操作性及び安定性が確保されていること
- 転倒時の安全性に配慮されていること
- 自転車及び幼児座席は、国内の規格・基準に適合するものであるこが望ましい
となっています。
自転車を購入する場合にはこれらの基準を満たしているものでなければなりませんが、自分でこの条件を満たしているのかを調べるのはほぼ不可能です。購入時には、「BAAマーク」と「幼児2人同乗認証マーク」が貼付されているのかを確認してください。これらのマークが貼付されている自転車が適合車となっているのでこれが基準となります。
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抱っこひも等を利用して赤ちゃんと一緒に自転車に乗る正しい方法
自転車の種類や乗車する子供の年齢・大きさによって乗れる条件が変わってきます。ここでは、大枠のルールを示しますが、各地方自治体で定められているルールは若干異なる可能性がありますので、ご自身がお住まいのルールを一度確認しておくことを勧めします。
普通自転車
普通自転車には、16歳以上の運転者が、6歳未満の幼児1人を乗車させることができます。これには、3パターンあります。
- 幼児用前座席に幼児1人(6歳未満)を乗せる
- 幼児用後ろ座席に幼児1人(6歳未満)を乗せる
- 幼児1人を抱っこひも・おんぶひもなどで背負って乗る
幼児2人同乗用自転車
幼児2人同乗用自転車は、16歳以上の運転手が、6歳未満の幼児を2人乗車させることができます。これにも3パターンあります。
- 幼児用前座席に幼児1人(6歳未満)を乗せ、幼児用後ろ座席に幼児1人(6歳未満)を乗せる
- 幼児用前座席に幼児1人(6歳未満)を乗せ、幼児1人を抱っこひも・おんぶひもなどで背負って乗る
- 幼児用後ろ座席に幼児1人(6歳未満)を乗せ、幼児1人を抱っこひも・おんぶひもなどで背負って乗る
まとめ
赤ちゃんが抱っこひもで自転車に乗れるのは何ヶ月からなのかと疑問に思ってたかもしれませんが、実は抱っこしながら乗ること自体が禁止されています。逆におんぶであれば、何ヶ月からでも大丈夫です。ただ、首や腰がしっかりすわるまではやめましょう。
また、普通の自転車では、3人乗りはできませんので、適合車を選んでルールに沿ってのりましょう。自転車に乗ることで重大な事故にあう確率もあがります。しっかり、事故にあってから後悔しても後の祭りなので、今のうちからルールを理解しておきましょう。
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